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会計伝票からロジ伝票(受発注・入出庫・請求/請求書照合)をたどる方法

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  登録された会計伝票から、ロジ側の伝票( 受発注・入出庫・請求/請求書照合)をたどって内容を確認したい場合があります。 例えば、経理ユーザーから「この会計伝票について、発生経緯を教えて」というような問い合わせを受けた場合などです。 方法1 会計伝票 メニューバーから「関係ブラウザ」を確認 まず、T-cd:FB03などで会計伝票の照会画面を開きます。 その後、画面上部メニューバーの「環境」→「伝票関連処理」→「関係ブラウザ」を開きます。 該当の会計伝票に関連するロジ側の伝票がツリー表示されますので、ダブルクリックなどしてジャンプすることができます。 この方法は1つの伝票を調べる場合に有効です。 方法2 ACDOCAの各項目から確認 例えば100伝票など、多数の会計伝票にひもづくロジ伝票を調べる場合には、テーブルからたどる必要があります。 S/4HANAであれば、テーブルACDOCAの「購買伝票」や「受注伝票」など、ロジ側の伝票番号が格納される項目が用意されているので、そこから確認できます。 入出庫伝票については「参照伝票」(項目名AWREF)に、伝票番号が表示されます。 方法3 BKPF or BSEGの各伝票項目もしくは「オブジェクトキー」から確認 方法2と同じく、テーブルから調べる方法です。 テーブルBKPFもしくはBSEGから、ACDOCAと同様に「購買伝票」や「受注伝票」といった項目から確認可能です。 入出庫伝票に関しては専用項目がないため、オブジェクトキー(項目名AWKEY)に、該当の会計伝票の発生元となる「ロジ側の伝票番号」+「会計年度」が格納されているため、そこから辿るようにしましょう。 その他、もっと効率的な方法があるかもしれませんので、ご存じの方はTwitterや本ブログのコメントなどでお知らせいただけますと、ありがたいです。

移動タイプの項目選択と、勘定コードの項目ステータスGrpの比較プログラム(PG:RM07CUFA)

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  移動タイプ別の項目選択と、勘定コードに設定されている項目ステータスグループの比較チェックをするプログラムがあります。 T-cd:SE38から、 PG:RM07CUFA を実行してください。 第一画面 比較したい移動タイプと特殊在庫区分、さらに、会社コードと勘定コードを入力します。 一覧画面 実行すると、以下のような画面が表示されます。 画面上部のエリアに、該当する勘定コードが表示されます。 表内の「MvT」が、移動タイプの項目選択、「A/c」が、勘定コードに設定されている項目ステータスグループの項目選択になります。 それぞれ以下の意味合いのため、例えば利益センタのように、一方が「-」、もう一方が「+」の場合、エラーとして赤く強調表示されています。 +:必須入力 ○:任意入力 -:非表示 画面左上の「紙に赤い矢印」マークをクリックすると、エラーログのみを表示することができます。 移動タイプ側の項目選択の更新方法 T-cd:OMJJの「項目選択(Enjoy)」から確認・更新することができます。 SPROのパスは以下の通りです。 在庫/購買管理 → プラントパラメータ → 移動タイプ → コピー/変更: 移動タイプ  更新の際にはMMコンサルタントにご相談ください。 項目ステータスグループの項目選択の更新方法 T-cd:OBC4から確認・更新することができます。 SPROのパスは以下の通りです。 財務会計 → 財務会計共通設定 → 元帳 → 項目 → 定義:項目ステータスバリアント 更新の際にはFIコンサルタントにご相談ください。 ご活用ください。

T-cd: OMSY(品目会計期間締め) 、テーブル:MARV(品目管理レコード)

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  T-cd:OMSY( 設定: 在庫/購買管理の会社コード )から、以下を行うことができます。 会社コードに割り当たっている会計期間を確認 前会計期間(前月)に転記可能かどうかを更新 SPROのパスは以下の通りです。 ロジスティクス - 一般 -> 品目マスタ -> 基本設定 -> 設定: 在庫/購買管理の会社コード  例えば、以下の会社コードSG01では、現在の会計期間は1998年3月、前会計期間は1998年2月になります。 ※特別な設定をしていない限り、カレンダ月に一致するはず この会計期間は、該当の会社コードに入出庫伝票などを登録していない場合、直接現在年月に更新することができます(T-cd:MMPVをひたすら繰り返す必要はありません)。 右側に「ABp」とありますが、ここにチェックをすると前会計期間に転記可能になります。 「DBp」は使ったことがないので詳細不明です。 テーブルでは、MARV(品目管理レコード)から確認できます。 こちらは会計期間の最終変更者と日時が分かります。 【2022/06/06 追記】 残業ペンギン様のブログ(ITビジネスライフ診断書)にて、会計期間締めに関する大変わかりやすい記事がありましたので、ぜひ参照ください。 残業ペンギン様、ありがとうございます! 【SAP基礎知識】SAPにおける会計期間締め(FI、MM、COついでに固定資産) https://mirukognosis.com/?p=607