T-cd:MIR5(請求書伝票の一覧照会 )とMIR6(請求書概要)の違い

 

請求書照合伝票を照会するのに、SAP標準の一覧ではT-cd:MIR5(請求書伝票の一覧照会 )とMIR6(請求書概要)の2つがあります。
分かる範囲で、それぞれの違いをまとめてみました。

MIR5(請求書伝票の一覧照会 )

メリット

  • ALV形式でありExcelダウンロードできる
  • 項目がいっぱいある(使わなそうな項目も多い)
  • 第一画面の「エキスパートモード」の設定により、プラントで絞って一覧に表示することができる
  • 第一画面の「エキスパートモード」の設定により、後続伝票となる会計伝票番号を一覧に表示できる
  • MIR6にはない第一画面面で使用できる項目がある
    • 請求書総額
    • 予定外配送費用
    • 通貨コード
    • 換算レート
    • 入力日付
    • 入力時間
    • 請求書および クレジットメモ間の選択
    • ワンタイム勘定を持つワンタイム得意先
  • どのトランザクションコードで転記した伝票なのかわかる(MIRO,MR8Mなどがわかる)
  • 消費税額が表示される
  • 予定外配送費用額が表示される

デメリット

  • 項目名が不親切(請求書伝票ステータス:5 など....  5は転記済みという意味です)

MIR6(請求書概要)

メリット

  • 請求書照合伝票のステータスが一目で分かる(問題なければ緑、エラーがあれば赤など)
  • 項目名が親切(請求書伝票ステータス:5 転記済み など)

デメリット

  • Excelダウンロードできない
  • 消費税額が表示されない
  • 予定外配送費用額が表示されない

エンジニアにとって、もしくはユーザーさんにとって使いやすいのはMIR5かなと思います。
特にExcelダウンロードできることと、プラントで抽出できることは大きい気がします。

メリット・デメリットがMIR5とMIR6で裏表になっているものもありますが、参考にしてみてください。

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