品目マスタの評価クラスを変更する時の注意点

 

昨日に引き続き、今日は品目マスタの評価クラスを変更する時の注意点をまとめます。

2022/7/3更新:「発注伝票を登録済みの場合」の内容を更新

在庫がある場合

  • 現会計期間、もしくは前会計期間において、該当の評価クラスを使用した品目の在庫数量が0でない場合、変更不可

発注伝票を登録済みの場合

  • 該当の評価クラスを使用した品目の発注伝票に削除フラグが未設定の場合、もしくは、請求書照合が未完了の場合、変更不可
    (2022/7/3追記:請求書照合が登録済みでも、発注明細に削除フラグを設定しない限り評価クラスを変更することができません)
    ※納入日程行についても同様です

製造指図を登録済みの場合

  • 在庫移動を実行済みの製造指図が登録されている場合、製造指図のステータスを削除済にしないと、評価クラスの変更不可


在庫については、在庫数量を一時的に0にすることで、評価クラスの変更が可能です。
(評価クラス変更後に在庫を戻すことも可能)
発注伝票や製造指図についても、一時的に削除フラグを立てることで、変更が可能です。


開発・品証環境においては上記対応でもよいかと思いますが、本番環境上は、意図しない事故を防ぐため、品目を別途取り直すことを推奨します。

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